布ぞうりの履き方(最初に履く時)
布でつくる鼻緒はわらじぐみのものに限らず(下駄でも、雪駄でも)1週間も履くと鼻緒が伸びきって緩くなります。(なのでこの期間を“馴らし”とい言います)
そのため弊社でも出荷段階では“馴らし”を見越して鼻緒をきつめに設定しています。
ですが、そのために時々お客様に鼻緒がきつい、または痛いとおっしゃる方がいらっしゃいます。
そこで履きはじめに鼻緒がきつかった場合の対処法をお知らせいたします。きつい、痛いと思われたらまずこちらをお試し下さい。
1、布ぞうりに足を入れる
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まず、布ぞうりに足をいれてください。少しきついか、痛い感じがあったら次に進んでください。
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2、鼻緒を引っ張る
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次に鼻緒から3センチくらいのところを指でぎゅっと持ってひっぱってください。
自分の高さに合わせてください。
このとき、足の甲に合わせるように調節すると、次から楽に履けます。
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3、奥の手
腕の力に自信のある方は…
右のように片手で台を押さえ、片方で鼻緒を持って強く引っぱって伸ばしても大丈夫です。
鼻緒がちぎれないか心配なさる方が多いのですが、今までに引っぱったらちぎれたという話は聞いたことがありません。
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その他
他にも、初めて履く前に洗濯機にかけてみるという方法もあります。
洗濯をすると布が柔らかくなりますので、履きやすくなります。
さらに奥の手・・・・・
鼻緒が痛いと言ってもいろいろな原因があり、鼻緒自体の長さがゆるいくらい充分にあるのに指の股などが痛いという場合もあります。
そういう場合鼻緒のヨリがしっかりしすぎており、布が締まりすぎて硬いという事があります。
下の画像をご覧下さい。
印のついた所はそういった影響が出やすいところなので、あまり生地を傷つけないように木槌などで適度にたたいてほぐすようにすると
鼻緒自体が柔らかくなり、また少し伸びたりもして履きやすくなることがあります。(こちらはほどほどでやって下さい。)
